この記事では、
アメックスプラチナ入会をこれから考えていて、
と思っている方向けに、周囲から「イタい奴」認定されないために知っておくべき5つの事実をお伝えします。
結論からお伝えすると、アメックスプラチナを「保有しているだけ」でドヤ顔できる時代は終わりました。
なぜなら、クレジットカードにステータス性や権威を求めるのは時代遅れとなりつつあるからです。
スペックや値段、希少性の高いモノを所有しているだけで自慢できる時代ではなくなってしまったのです。
仮に現在、ドヤ顔できていたとしても、スマホ決済や指紋認証、顔認証などの技術が浸透するにつれて、将来的に「カード券面」そのものを見せびらかす機会は減少していきます。
上記に加え、門戸開放宣言により入会敷居も低くなり乱発傾向にあります。
このような流れを受けて、これまで周囲に憧れを与えブランド力をアピールする役割を担っていたアメックスプラチナの白金に輝く券面は意味をなさなくなりつつあります。
ただし、アメリカン・エキスプレスの「プラチナ・カード」が、お得な特典を利用することで豊かな人生が手に入る非常に優秀なクレジットカードであることは今でも間違いありません。
アメックスプラチナの特典や特性、クレジットカードの利便性やステータス性に関する時代背景をきちんと理解して、カッコよく使いこなせる大人になりましょう。
>>「アメックスプラチナで女性にモテるための本当の5つの使い方」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>「アメックスプラチナが公務員にオススメな3つの理由」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【乱発】アメックスプラチナでドヤ顔したい人が知っておくべき5つの事実
アメックスプラチナは、
<アメックスプラチナのドヤ顔したくなる要素>
など、持っている人だけがわかるドヤ顔したくなる要素だらけです。
しかし、変化する価値観や時代背景の影響で「保有しているだけ」で自慢できる機会は少なくなってきました。
また、門戸開放宣言により入会敷居も低くなり乱発傾向にあります。
以下では、アメックスプラチナを短絡的にアピールすることで周りから「イタい奴」認定されてしまう前に知っておきたい、5つの事実を紹介します。
以下のような事実を認識した上で使いこなし、かっこいい「プラチナホルダー」になりましょう。
1.乱発?インビテーション(招待)制から申し込み制への制度変更
現在のアメックスプラチナは乱発路線にあり、もはや希少性の高いカードではなくなりました。
インビテーション(招待)制から誰でも申し込める申し込み制へと制度変更があったことも、アメックスプラチナ保有者の自慢要素が失われた大きな原因でもあります。
2018年10月2日(月)、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル日本法人社長 清原正治氏はアメックスプラチナの「門戸開放宣言」を発表しました。
これまで、入会申し込みにはアメリカン・エキスプレスからのインビテーションが必要だったアメックスプラチナですが、上記「門戸開放宣言」により招待なしでも申し込む事が可能となったのです。
これにより、プラチナホルダーにとっては
などのマイナスの影響があり、カード保有のためにしてきた今までの努力が無駄になると感じられたのです。
アメリカン・エキスプレスのプラチナカードが導入されたのが日本に導入されたのは、1993年です。
その頃から約10年程前までは、インビテーションをもらって初めて手にすることのできる非常に希少性の高いクレジットカードでした。
アメックスプラチナカードを持つためにはアメックスゴールドで実績を積み、アメリカン・エキスプレスからのインビテーション(招待)を受けて初めて申し込む事ができ、さらに審査に合格してやっと入会することができるという難しいプロセスを経る必要がありました。
この方式が長年継続されたことで、アメックスプラチナを取得するためにはインビテーションが必要だというルールも知られるようになったのです。
アメックス プラチナに付帯してくる特典・サービスは一般的には公表されずに会員のみが知ることができたというのも、入会者だけが感じられる特別感と優越感を演出していました。
上記のようなインビテーション制によるクローズド感が、「門戸開放宣言」により一挙に敷居が低くなったと言えます。
2.カード券面を店頭で提示する機会の減少
アメックスプラチナは店頭での会計時に、少し見栄を張ってスマートに支払いを済ませたい人にはぴったりのカードです。
なぜなら、金属(チタン)製のずっしり重厚なメタルカード仕様となっているからです。
厚みと重みがある存在感はお財布に入れておくと満足感をもたらしてくれますし、何より店員さんやお連れの方に「すごい」と褒めてもらえる可能性があるからです。
人間誰しも見栄を張りたい生き物ですし、お連れの友人や異性を前に白金色に輝くブランドカードを見せつける瞬間こそドヤ顔できる最高の一瞬です。
しかし、通信技術が発達してきた現在では、店頭でクレジットカードを提示する機会自体が減少しており、プラチナに輝くチタンカードが活躍できる場面が少なくなってきているのです。
「Apple Pay」や「Android Pay」を始め、スマホ決済が浸透してきている現在では現金どころかクレジットカード券面すら店頭では提示せずチタン製の輝く重厚なカードをお財布に持ち歩いていたところでお財布から出すことすらない場合が増えています。
近い将来は、指紋認証や顔認証などの技術が進んで、「カード券面」を持ち歩く必要性もなくなるでしょう。
それに加えて、プラスチック製カードすらない「カードレス」なデジタルクレジットカードも登場しています。
このような流れを受けて、今まで周囲に憧れを与えブランド力をアピールする役割を担っていたアメックスプラチナの白金に輝く券面は意味をなさなくなりつつあります。
とはいえ、誰が見ても一目で「ソレだ」とわかるものなので、数あるクレジットカードの中でも上位3つに入るくらいアメックスプラチナの金属製のメタルカードの券面は大好きだし、かっこいいデザインだと思います。
アメックスのプロパーカードには、に中央に「百人隊長(センチュリオン)」のロゴが描かれており、一目でアメックスのカードだと認識できます。
この「センチュリオン」の語源の由来はラテン語の「ケントゥリオ」からきているようで、改めて意味を調べてみると、ウィキペディアでは
ケントゥリオ(ラテン語: centurio)とは、古代ローマ軍の基幹戦闘単位であるケントゥリア(百人隊)の指揮官のことである。日本語では一般的に「百人隊長」「百卒長」と訳される。
兵の指揮統制をはじめ非戦闘時における隊の管理など、軍の中核を担う極めて重要な役割を果たし「ローマ軍団の背骨」と称えられた。このため、ケントゥリオは市民社会からも大きな敬意をもって遇される名誉ある地位であった。
と記載されています。
まさに、「百人隊長」を指しています。
アメックスのプロパーカードの「センチュリオン」で表現されている世界観としては、
ということが考えられます。
上記のようなアメックスだけの特別な世界観は今後も続くと思いますし大好きなので、個人的にはこれからもアメックスのカードを持ち続けたいと考えています。
3.特典内容やサービスクオリティの平凡化
付帯する特典やサービスクオリティの平凡化がアメックスプラチナを自慢できなくなってきた理由の一つでもあります。
確かに、過去にはキャセイパシフィック航空の上級会員資格が付帯されていたなどということもありました。
しかし現在は、「アメックスプラチナ独自の特典やサービス」というものはほとんどありません。
また、例えば、マイル交換、レストラン優待、コンシェルジェ機能、空港ラウンジ特典、ホテル上級会員特典など、アメックスプラチナに付帯する特典の「種類」や「数」は多いものの、他社のクレジットカードで代替えがきくものがほとんどです。
しかしそれでも、他社のクレジットカードとは比較にならない数の特典とサービス数であり、全てを利用するのは容易ではありません。
4.プラチナカード自体の希少性の低下
他社で発行するプラチナカードの増加と、びっくりするほど年会費のプラチナカードが増加していることで、「プラチナカード」自体の希少性が低下していることも知っておかなければいけません。
元来は、アメックスのゴールドカードがステータス性や希少性で最高ランクのクレジットカードとして有名でした。
しかしクレジットカード各社が模倣しゴールドカードを乱発、その結果、ゴールドカード全体のイメージやステータス性が低下してしまいます。
上記対策としてアメリカン・エキスプレスが行ったのが、完全インビテーション性でさらに希少性の高い「プラチナ・カード」の発行です。
しかしまたもや歴史は繰り返されつつあります。
クレジットカード他社も追随し、最初から招待制なしで申し込めるプラチナカードが多数発行されています。
また、ステータス性の高いプラチナカードとして人気の三井住友カードプラチナがありましたが、アメックスプラチナと同様に約10年前にインビテーション不要のプラチナカードに変更になっています。
現在ではインビテーションが必要なプラチナカードは、銀行系や百貨店の一部のカードのみになってしまったように思われます。
さらには、年会費が数万円程度の安価なプラチナカードが次々と登場し、2019年には年会費3,000円+税の爆安な「TRUST CLUB プラチナマスターカード」も誕生しています。
上記のことを考えると、ゴールド同様、プラチナカードも庶民向けのクレジットカードになりつつあると考えることもできるかもしれません。
5.審査ハードルが下がったというイメージの定着
「門戸開宣言」により、一部ではアメックスプラチナの入会審査のハードルが下がったと噂されているようです。
しかし、それは正しくはないと考えます。
確かに、アメックスプラチナのインビテーションや申し込みのハードルは以前よりも確実に下がりました。
アメックスゴールドやグリーンに入会して間もなかったり利用額がそれほど多くない会員にインビテーションが届いたり、公式サイトから誰でも入会申し込みができるようになったからです。
しかし、そのことと入会審査が緩くなることとは別ものです。
アメックスは外資系カード会社の独自の審査基準に基づいて入会希望者を審査しています。
審査内容はクレジットカード保有者の属性(年収、勤続年数、職業)やクレジットヒストリーに基づいています。
また、審査難易度も上から順に
となっており、アメックスプラチナが一般のカードやゴールドカードよりも基準が厳しいのは今でも変わりありません。
>>「アメックスプラチナの入会で最もお得にボーナスポイントを獲得する方法」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
クレジットカードの「ステータス性」は時代とともに変わる
そもそも、クレジットカードのステータス性とは、「何に重きを置くか」のことで、時代とともに変わるものです。
カードのランクと発行会社でステータスを比較する場合
最もわかりやすいのが、カードのランクと発行会社でステータスを比較する場合です。
- ブラック>プラチナ>ゴールド>一般カード
- プロパー(国際ブランド)>銀行系>百貨店系>流通系
など、「よりグレードの高い色」「よりランクの高い発行会社」のカードがもてはやされ、誰が見てもわかりやすかったと言えます。
ステータスは国内と海外で異なる
クレジットカードに抱くステータス性は国内と海外では異なります。
例えば、日本では「三井住友カード」は誰もが知っているカードですし、「JCB」は日本の国際ブランドです。
しかし、海外においての知名度はほとんどありません。
逆に、ダイナースやアメックスなどのプランドは世界的に認知されていますし、上記のカードを提示すれば旅行者であってもそれなりの対応はしてもらえます。
ステータスの意味は時代とともに変わる
「ステータス」の意味は時代とともに変わり、
- 高級カードを「所有すること」でステータスを表す時代から
- 身の丈に合ったカードを「使いこなせること」に価値を求める時代へ
と変化しています。
確かに、アメックスプラチナを所有することは
- カード会社の厳しい審査を通過している
- 高額の年会費を支払うことのできる経済的余裕がある
- 非常に良いクレヒスの持ち主である
- ある程度の社会的信用がある
ことの証明にはなるかもしれません。
しかし、現在は各カード会社による「プレミア感」のあるカードの乱発により、プラチナカードの地位は特別ではなくなりました。
ファションやバッグなどのように「誰でも憧れる高級ブランド」よりも「コスパの良さ」が選ばれるようになってきたのです。
令和の時代、アメックスプラチナで「ドヤ顔できる人」とは
高級カードを「所有することだけ」でドヤ顔できる時代ではなくなった現在では、アメックスプラチナを
- 所有することではなく、
- 使い続けられる人になること
を、より考える必要があります。
なぜなら、アメックスプラチナの
という特性は、使う人の属性を選ぶからです。
お金の使い方がアメックスプラチナというクレジットカードの特性にマッチしていなければ、非常にコスパの悪いカードになってしまいます。
アメリカン・エキスプレスというクレジットカードには、他社のクレジットカードとは明らかに違う世界観や独特の感覚があります。
サービスや特典をトラベル&エンターテイメントに特化して提供していること由来するもので、それが理由となり「ステータス性」「裕福層向け」などと呼ばれたりもします。
特に、
- ポイントをマイルに変えて航空券をお得に利用できる
- 高級ホテルで1泊目から上級会員並みの優雅な滞在が実現できる
- 海外旅行に関する保険やトラブル時の手厚いサポートが付帯している
- レストラン優待やチケット手配など日常のイベントを上質に演出できる
- コンシェルジェによる予約や検索・提案サービス
などの豊富な特典は、カードホルダーの
- 日常を特別なものにするための体験やサービスの提供
- 旅行など非日常で味わえる上質な空間や時間のアシスト
- カードホルダーが困ったときに全力でサポートする体制
のために整えられており、それが「アメックスらしさ」と呼ばれるものになっています。
ただし、この「アメックスらしさ」というのは、上記のサービスを使いこなしてこそ感じられるものです。
もし仮に、上記のようなアメックスの得意分野であるトラベル&エンターテイメントに縁遠いライフスタイルや感性を持っている女性や友人との時間に特典を利用しても、その恩恵を感じてもらうことはできないでしょう。
こうしたことを踏まえれば、アメックスの特典にマッチしたお金の使い方ができる属性であるかというのは、カードの種類を選ぶこと以上に大切だということがわかります。
上手に使えばドヤ顔できるアメックスプラチナの5つの特典
現在では、アメックスプラチナを持っているだけで自慢できることはほとんどなくなりましたが、上手に使いこなすことで周囲の人にスマートさを印象付けることができる特典がたくさんあります。
項目 | アメックスプラチナ |
|
---|---|---|
発行会社 | アメリカン・エキスプレス | |
プロパー/提携 | プロパーカード | |
カードランク | プレミアム | |
年会費 | 143,000円(税込) | |
家族会員カード年会費 | 無料、最大4枚まで | |
家族会員カードへの上級会員ステータス付帯 | ヒルトン「ゴールド」 マリオットボンヴォイ「ゴールドエリート ラディソンリワーズ「ゴールド」 |
|
ETC年会費 | 年会費:無料 新規発行手数料:935円(税込)/1枚 |
|
チタンカード | あり | |
センチュリオンカードへの招待 | あり | |
貯まるポイント | メンバーシップ・リワード・ポイント | |
通常還元率 | 100円=1ポイント | |
マイル還元率 | 0.4〜1.0% | |
マイル交換可能な航空会社 | ANA/JALを含む17社 | |
特徴 | ホテル宿泊、マイル交換、空港ラウンジ、レストラン特典 など 旅行やエンターテイメントに幅広い特典や機能 |
|
付帯する上級会員資格 | ホテル・メンバーシップ
|
|
無料宿泊特典(継続特典) | フリー・ステイ・ギフト(国内の有名ホテル) 条件:カードの継続 |
|
ホテル宿泊特典 | FHR | |
空港ラウンジ | 国内28空港・海外2空港 プライオリティ・パス(プレステージ会員) センチュリオンラウンジ デルタ スカイクラブ など |
|
コンシェルジュ | プラチナ・コンッシェルジェ | |
レストラン特典 | 2for1 ダイニングby招待日和 日本の極 KIWAMI 50 |
|
海外旅行傷害保険 | 自動付帯(最高1億円) | |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯(最高1億円) | |
航空便遅延補償 | ◯ | |
個人賠償責任保険 | ◯ | |
ショッピング・プロテクション | ◯ | |
オンライン・プロテクション | ◯ | |
リターン・プロテクション | ◯ | |
スマートフォン・プロテクション | ◯ | |
キャンセル・プロテクション | ◯ | |
ホームウェア・プロテクション | ◯ | |
ワランティープラス | ◯ | |
手荷物無料宅配 | ◯ | |
京都特別観光ラウンジ | ◯ | |
チケット・アクセス | ◯ | |
ゴールド・ワインクラブ | – | |
アメリカン・エキスプレス・コネクト | ◯ | |
Expedia 8%オフ | ◯ | |
紹介ボーナスポイント | 15,000メンバーシップ・リワード・ポイント |
以下で、代表的な特典を紹介します。
>>「アメックスプラチナで女性にモテるための本当の5つの使い方」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
アメックスプラチナを「保有しているだけ」でドヤ顔できる時代は終わりました。
なぜなら、
など、クレジットカードにステータス性や権威を求めるのは時代遅れとなりつつあるからです。
現在のアメックスプラチナは乱発路線にあり、もはや希少性の高いカードではなくなったのです。
ただし、アメリカン・エキスプレスの「プラチナ・カード」が、お得な特典を利用することで豊かな人生が手に入る非常に優秀なクレジットカードであることは今でも間違いありません。
アメックスプラチナの特典や特性、クレジットカードの利便性やステータス性に関する時代背景をきちんと理解して、カッコよく使いこなせる大人になりましょう。